小林製薬は、紅麹の成分を含む健康食品を摂取していた人が健康被害を訴えている問題で、入院患者についての新たな申し出が25日までに新たに50件あり、これまでと合わせると80件近くに上るということです。 小林製薬は紅麹を使用した健康食品を摂取した人が腎疾患などを訴えているとして、「紅麹コレステヘルプ」などの商品を自主回収すると発表しています。 小林製薬によりますと、腎疾患などでの入院者数が22日以降に26人いると25日に明らかにしていましたが、その後、25日までに新たに約50件申告があり、合わせると80件近くにのぼるということです。

事実関係などの確認を急いでいるとしています。 また、紅麹を巡っては自主回収の対象商品となっている「紅麹コレステヘルプ」を2021年4月から今年2月まで継続的に通信販売で購入し摂取していたという人で今年2月に腎疾患で亡くなったということです。 23日夜に、遺族からのインターネットの窓口に申告があったということです。 小林製薬は事実と因果関係を調査中としていて、26日に遺族と面談する予定だということです。