問題を受け、武見厚生労働大臣は「行政に報告を行わなかったことは遺憾」との考えを示しました。

武見厚労大臣

「小林製薬が原因究明に当たって様々な調査を行っている間に行政に対して情報提供などを行わなかったことについては、ちょっとこれは遺憾であるというふうに言わざるを得ません」

武見大臣は1月中旬には健康被害を疑う医師から連絡があったにもかかわらず、厚労省などに2カ月余り、報告をしていなかったことを指摘しました。

小林製薬の紅麹の成分を含んだサプリメントを巡っては、これまでに76人の入院が確認されたほか、摂取した人で新たに腎疾患で死亡した事例も報告されています。

死亡事例について、厚労省は「今後の国としての対応を検討するうえで、重大な事案である」との見方を示しました。

そのうえで、ホームページで回収情報などの情報提供を始めたとしています。