「本当に安心しました」父親の起訴を受けて絞りだした一言です。 富山県黒部市の会社役員・大門広治被告(52)は2016年に当時高校2年生だった実の娘・里帆さんに対し性的暴行を加えた疑いで、今年3月6日に逮捕されました。 そして、3月26日午後、娘の里帆さんと夫に、検察から大門被告を起訴したと連絡があったということです。 (里帆さんの夫)「事務官の方から『起訴しました』と、ご連絡いただきました。罪状としては準強姦罪と」 (福山里帆さん)「まだまだ続きますが、戦いが始まったという形なので、本当に安心しました」

里帆さんは中学2年の夏ごろからの被害を訴え、刑事告訴。里帆さんが初めて大門被告を問いただした際の音声記録では… 【音声記録より】 (里帆さん)「私を性的対象と見始めたのはいつなんだろう?いつなんですか?」 (大門被告)「中学生くらいとか、そんな時じゃないのかな」 このように話し、犯行を認めていました。 しかし逮捕前の去年6月、MBSが大門被告に直接話を聞くと… (記者)「中2から高2までやったことは事実ですか?」 (大門被告)「関係ありませんよ」 (記者)「ありますよ」 (大門被告)「なんで私…あなたとどういう関係ですか?!」 (記者)「里帆さんが声を上げているんですよ、被害にあったということを」 「関係ない」と主張しました。大門被告は逮捕直後の調べに黙秘していたということです。