去年10月、横浜市の路上で寝てしまった男性がライブ配信中のスマートフォンを盗まれた事件で、男3人が逮捕されました。
被害者の男性が安堵(あんど)の声を漏らしました。横浜市で起きた事件でした。
去年10月、横浜市内で生配信中に泥酔し、「疲れた」と寝落ちしてしまった男性。
その12分後、画面左から手が出てくると、バックから財布を抜き取っていきます。
およそ1時間後には、犯人の男は生配信中のスマホまでとっていきました。
車の運転手と連携し、すぐさま現場を離れる犯人グループ。ただ、盗んだスマホが生配信中だということに気付かず、逃走ルートや自らの顔をさらしていることにも気付いていませんでした。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定の無職・鍵渡史晃容疑者(48)、青木一晃容疑者(47)、村井幸一容疑者(50)の3人です。去年10月2日、鍵渡容疑者らは横浜市中区のマンション敷地内で、現金およそ3万400円及び携帯電話など7点を盗んだ疑いが持たれています。
生配信中の車内で、盗んだ男の顔が画面に映し出されます。
男は黒縁の眼鏡をかけ、ひげを生やしていました。男が「『映っている』って出ていて…」と話し、「生配信されてるよ」と視聴者のコメントが自動読み上げされる場面もありました。最大で80人ほどがインターネット上で視聴していました。
男はスマホの異変には気付きましたが、なぜか電源は切りません。男は他の仲間に連絡を入れ、ホテルの一室へと向かいます。もう1人の男が現れました。合流した2人は、盗品を物色し始めます。
ホテルで待ち構えていた茶髪の男がスマホを手に取り、異変に気付きます。
男らはようやく生配信に気付いたのでしょうか。この直後、映像は途切れましたが、窃盗から1時間半にわたり、ずっと流され続けました。
犯人が逮捕されるまでの間、被害者の男性には、こんな悩みもありました。
(「グッド!モーニング」2024年2月15日放送分より)