静岡県警は14日、中東遠総合医療センター(静岡県掛川市)の小児科医塩沢亮輔被告(43)(袋井市愛野)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で静岡地検浜松支部に追送致し、捜査を終結したと発表した。
塩沢被告はこれまでに、準強制わいせつ容疑などで5回逮捕されている。掛川署によると、診療行為を装い胸を触るなど2017年12月下旬~23年6月中旬のわいせつ容疑53件のほか、150件の児童ポルノ所持容疑を裏付けたという。
被害に遭った患者は、いずれも県西部に住む10歳代の女性11人に上った。塩沢被告は調べに対し、黙秘を続けているという。
病院の担当者は「裁判の行方を注視したい」と話した。