展示された「大谷グローブ」(長野恭紘市長フェイスブックより)
ドジャース大谷翔平が全国の小学校に贈った「大谷グローブ」が、思わぬ波紋を広げている。
大分県別府市に届いたグローブを市役所内で展示したところ、「子どものために寄贈されたものを勝手に展示するな」などと批判が相次いでいるという。
このことを報じた「OBS大分放送」のヤフーニュース記事には、1月25日時点で1万3000を超えるコメントが集まっている。その多くが《市長にそんな権限はないだろう。完全に私物化してる》など、批判的な意見だ。
「グローブが別府市役所に届いたのが1月17日。翌日の18日から市役所で展示されました。別府市の長野恭紘市長は、自身のSNSに《私が観るだけではもったいない!という事で、市役所正面入口に当面飾ります!》と投稿しましたが、これに対し、展示ではなく早く子どもに使わせてやれなどの批判が殺到。
市長は、野球をしない市民からもグローブを見たいという希望があったことや、展示は教育委員会の意見でもあったことを説明しましたが、この大騒動になってしまいました。
確かに《私が観るだけではもったいない》という言葉には、私物化するのかという批判があるのもわかります。しかし、もともと展示は期限つきであり、そこまで批判されるほどのことでもないはずです」(週刊誌記者)
批判を受けて、29日まで予定されていた展示は、25日までに短縮。26日には市内の小学校に配布されるという。
大谷グローブは、別府市以外にも、続々と届けられている。
SNSには、
《大谷さん!!!うちの子が通う小学校にも無事に届きました!!!!!ありがとうございます!!!!!》
など、感謝の声があふれているものの、なかには
《うちの学校では校長の判断で、大谷グローブはケースに入れられ、他のトロフィーなどと一緒に飾られる。それが大谷選手の望んだことなのでしょうか?》
《娘氏の通う学校、大谷グローブ届いたらしいが校長室に飾ってあったらしいとの事…子供達に使わせないの?6年生は卒業まであと何日よ…》
《ウチの子に小学校に大谷翔平のグローブ届いたって前に言っとったけん使ってみた?って聞いてみた。3つとも展示されとるけん使わせて貰えん…ってさ》
というものも。「野球しようぜ!」という大谷のメッセージは届くのか……。