木原防衛相は5日、能登半島地震の救助復旧活動について、米軍からの支援受け入れを前向きに検討する考えを示した。
バイデン大統領は地震発生後「緊密な同盟国として深い友情の絆があり、日本の人々に必要ないかなる支援も提供する用意がある」と表明している。
木原防衛相は記者団に対し「米国をはじめ各国からのお見舞いや支援の申し出は被災地を勇気づけるものである」と謝意を示した。
海外からの支援については、被災地で受け入れ体制を作ることが、喫緊の救助や被災地支援の負担にならない支援に限り受け入れる状況となっていて、木原防衛相は、「在日米軍であれば自己完結できる。(被災地の)負担を要しない支援ということになるのではないか」と述べた。
米軍による救援活動については、2011年の東日本大震災で「トモダチ作戦」が行われた。
また、木原防衛相は、被災地での救助や支援活動を増強するため、医師や看護師の免許を持つ予備自衛官や即応予備自衛官に招集命令を出したと明らかにした。
最大100人を派遣する方針だ。