近畿日本鉄道は5日、社員で大阪難波駅(大阪市中央区)の改札業務を担当する駅員が、遺失物として届けられたICカードのチャージ金を着服していたと発表した。
今後、処分する。
発表では、駅員は昨年12月9日と13日、同駅の自動券売機で、落とし物のICカード2枚のチャージ金を使って切符計13枚(1万730円分)を購入。窓口で「誤って購入した」と説明し、全額の払い戻しを受けて着服した。「生活費に充てるためだった」と説明しているという。
不審に思った窓口の係員が上司に報告し、不正が発覚した。近鉄は「改めて法令倫理教育を徹底するなどし、再発防止に努める」としている。