石川・輪島市の孤立集落では、支援の手が十分に行き渡っていません。なかには取り残された住民たちが、物資を手に入れるため崖伝いの道を何時間も歩いて移動する光景も見られます。
海岸沿いの道路が地震によって大きく崩れ落ち、通行が難しくなっている輪島市光浦町。大きな荷物を背負いながら歩く高齢男性の姿がありました。
男性「荷物にあるのは、カップ麺とか電池とか最低限の生活物資。支援物資が全然来ない」

男性が地震後も生活を続けているのは、この場所から西におよそ6・5キロ離れた輪島市の下山町。道路が寸断されたことで孤立状態となり、物資が行き届いている光浦町まで自力で歩いて来たというのです。
男性「ここ(下山町)だけでも500人おるし、帰省客もぎょうさんおるげん。それなのに、孤立集落としてカウントされとらん。歩くと3時間以上かかるから、暗くならんうちに戻らんと」

アスファルトが完全に崩れ落ちた道路を、何とか渡ろうとする住民たち。孤立集落の住民たちは窮地を乗り越えるべく危険と隣り合わせの生活を強いられていて、被災地では物資をいかに効率的に分配させるかが引き続き課題となっています。