能登半島地震から8日で1週間。亡くなった人は128人、安否がわからない人は195人となっている。69人の死亡が確認された石川・輪島市から、石川テレビ・久保田啓介アナウンサーが中継でお伝えする。
地震のあとに発生した大規模火災の影響で、約300棟の建物が焼失した輪島市河井町にある朝市通りでは、8日午前6時現在、雪が降っている。7日昼過ぎから雪が降り続いた影響で、あたり一面が真っ白になっている。
1月1日に最大震度7を観測した能登半島地震から、8日で1週間。県内ではこれまでに、128人が死亡、195人の安否がわからなくなっている。
このうち、69人が死亡した輪島市の坂口市長は、7日に会見を開き、沿岸部の稲舟地区で、大規模な地滑りが発生する可能性があると明らかにした。このため、約50世帯に避難指示が出されている。
しかし、輪島市では、160カ所に約1万2,000人がすでに避難していて、避難所の受け入れが限界となっている。
こうした状況を受け、県は8日から、金沢市内のスポーツ施設に一時的な避難施設を設置し、その後、ホテルや旅館に被災者を振り分けることにしている。
輪島市内は、8日昼前まで大雪の予報が出ている。雪によって救助活動などがさらに難航する見通しで、厳しい状況が続いている。