うまみたっぷりの豚骨スープと、コシのある極細麺がからむ博多ラーメン。
その味で人気のラーメン店の店主によるSNSへの投稿内容に、波紋が広がっている。
ラーメン店・店主のSNSの投稿「もうね、心が折れましてね、グラスは洗ってもキツいので捨てました」
ティッシュが詰め込まれたグラスの写真。ごみをグラスに捨てた客の行動を非難する投稿だった。
カウンターでラーメンを食べる男性。器の前には、ティッシュのごみがある。
ラーメンを食べ終えた男性は、おもむろにティッシュのごみをグラスに詰め込んだ。店を出る前にはティッシュを2枚とって鼻をかみ、同じくグラスの中へ。
店は、衛生面を考慮してグラスを処分。
この一連の投稿内容に、SNS上ではさまざまな声が上がった。
今回の行為があったのは、東京・新宿区の高田馬場にある人気店「博多ラーメンでぶちゃん」。
店内を取材すると、各席に置かれたティッシュが入ったケースには、「食器に入れるのはやめて」との注意書きが書かれ、入り口近くにはごみ箱もある。
11月2日にあったという今回の客の行動について、店主は初めての経験だったと話す。
博多ラーメンでぶちゃん・甲斐康太店主「グラスをゴミ箱のように使う人がいた。ちょっと衝撃的で…。周りにいたお客さんもギョっとしてましたね。洗えばいいって言う人もいると思うんですけど、洗っても『そのグラスを使い回すの?』って言う人がいる以上は使わないという判断が正解なのかなと思って破棄しました」
今回の行動と店側の対応について、街の人はどう思うのだろうか。
街の人「衛生的によくないですよね」、「汚いと思います。自分も嫌だし、片づける方も(気分が)よくないかなと」、「(お店側の対応は?)お客さんのことをちゃんと考えてくれてるのでありがたいんですけど、お店側の負担になって大変かなと思う」
店は、今回の件を受け、ティッシュを席には置かず、ごみ箱近くに固定することを決めた。
博多ラーメンでぶちゃん・甲斐康太店主「置いてるこっちが悪いと思って、置き場所を変えてみようかな。よかれと思ってやってくれてるとは思うんですけど、ティッシュをグラスにはちょっと違うかな…」