山梨県甲州市で10月に開催された「第18回甲州市およっちょい祭り」で行われたもちまきで、やぐらの上から投げられたサツマイモが女性の顔に当たり、けがをさせていたことが7日、分かった。
サツマイモは供物として使われていた。本来は投げるものではなく、市は女性に謝罪し、再発防止に努めるとしている。
市によると、祭りがあったのは10月22日で、もちまきでは、高さ約3メートルのやぐらから菓子や餅をまいた。その際、1人が投げたサツマイモが、女性の目に当たった。
女性は痛みを訴え、スタッフと救護所に行って応急措置を受け、山梨市内の病院で治療を受けた。顔に外傷や内出血がみられ、女性は、完治までに約2か月かかるとされたという。
サツマイモは祭りの供物で、大きさは不明。やぐらには鈴木幹夫市長のほか、塩山建設組合の関係者や祭りの実行委員など20人程度が上がっていた。サツマイモを投げた人については分からないという。
市は女性に謝罪し、今月6日には市観光商工課長らが見舞ったという。市は「今後も被害者に真摯(しんし)に対応をし、再発防止に向けて、祭りの総会で情報共有をしていきたい」としている。