日本海の冬の味覚、ズワイガニ漁が解禁されました。今年は、カニは全般的に安くなるとみられていて、正月商戦のころには輸入ものであれば昨シーズンの半額程度になるという見通しも出ています。【画像】“ズワイガニ”豊漁…昨年の半額予測も 漁獲枠増加&輸入モノ“激安”で市場に異変■ズワイガニ漁解禁! 1匹“1000万円”もぷりっぷりでジューシー!冬の食卓を彩る、“ズワイガニ”。今年も、旬の時期がやってきました。食べればたちまち旨味が口いっぱいに広がるズワイガニ。実は今年、その価格に異変が起きる可能性があります。

6日は、全国一斉となるズワイガニ漁の解禁日。鳥取県の港では、7日に今シーズン初めて水揚げとなったズワイガニのオス“松葉ガニ”が市場に並び多くの目利きが集まりました。鳥取県漁協 船本源司副組合長:「みなさん、(カニ漁のシーズン)明けましておめでとうございます」兵庫県の浜坂漁港の初競りでは、驚きの価格が付きました。落札した人:「1000万円」「(Q.どうするんですか?)みんなで食べる」重さおよそ1.2キロの松葉ガニ1匹に、1000万円もの値が付きました。競り落としたのは、神戸市の料理店のオーナー。ご祝儀価格の大奮発です。神戸市の料理店オーナー:「1000万円の価値があるカニというのは間違いないので。漁師さんに今シーズン頑張って頂いて、いいカニをいっぱいとってきてもらいたい」■漁獲枠増加&輸入もの値下がりで…初競りでは高値が付きましたが、今年、私たちが口にできるズワイガニの価格は、大きく下がる予測が出ています。京都府が行った資源調査では、ズワイガニのオスは、過去5年間の平均値を上回り今年の漁獲量が4割も増加したというのです。さらに、国が定めるズワイガニの漁獲枠も3年ぶりに増加しました。福井県では、235トンと漁獲枠が昨シーズンに比べて5割も増えるなど、軒並み緩和されました。市場への供給量が増えることで値段が下がる可能性があります。輸入もののカニにも変化が起きていました。築地蟹商 小澤俊勝営業部長:「こちらがロシア産のタラバガニ。あちらがカナダ産の本ズワイガニ」都内にあるカニ専門商社が口にしたのは、このような言葉でした。小澤営業部長:「昨年、一昨年が最高値までいって、そこからズルズルと下がってきて、非常に今年の年末はお求めやすい価格になる」特大のタラバガニの足が1本税込み5000円から。高級品に変わりないのですが、去年に比べて値下がり。円安にもかかわらず輸入ものは安くなっています。アメリカが、ロシア産水産物の輸入を禁止したことが大きな要因で、市場にあふれたロシア産のカニが、輸入ものの相場を軒並み押し下げているのだといいます。小澤営業部長:「海外のものが非常にお求めやすくなっていて、それに対して、国産のものがどういう値付けになっていくかというと、おそらく、そこそこいい値段はついてくるかと思うが、全体的にカニが食べやすい年というのは間違いない」市場関係者のなかには「正月商戦ではタラバガニもズワイガニも、輸入品は前のシーズンに比べ、5割ほど安くなるのではないか」という驚きの予測を示す人もいます。■「本当においしい特別なカニ」 満足価格で…期待が高まる解禁されたばかりのズワイガニ。どんな味なのでしょうか?かに海鮮居酒屋「かに新」 田口大和統括マネージャー:「生きてる!すごいですね!」訪ねたのは都内のカニ料理専門店です。水揚げされたばかりの新鮮なズワイガニを特別に調理してもらいました。上品なうまみが広がるズワイガニ。今年は家庭でもお得に楽しめそうです。田口マネージャー:「どの店もお客様に満足いただけるお値段で、今年出してもらえるんじゃないかと思っています。本当においしい特別なカニだと思うので、一人でも多くの方に召し上がっていただいて幸せな気持ちで今年の冬過ごしてほしい」(「グッド!モーニング」2023年11月8日放送分より)
日本海の冬の味覚、ズワイガニ漁が解禁されました。今年は、カニは全般的に安くなるとみられていて、正月商戦のころには輸入ものであれば昨シーズンの半額程度になるという見通しも出ています。
ぷりっぷりでジューシー!冬の食卓を彩る、“ズワイガニ”。今年も、旬の時期がやってきました。
食べればたちまち旨味が口いっぱいに広がるズワイガニ。実は今年、その価格に異変が起きる可能性があります。
6日は、全国一斉となるズワイガニ漁の解禁日。鳥取県の港では、7日に今シーズン初めて水揚げとなったズワイガニのオス“松葉ガニ”が市場に並び多くの目利きが集まりました。
鳥取県漁協 船本源司副組合長:「みなさん、(カニ漁のシーズン)明けましておめでとうございます」
兵庫県の浜坂漁港の初競りでは、驚きの価格が付きました。
落札した人:「1000万円」「(Q.どうするんですか?)みんなで食べる」
重さおよそ1.2キロの松葉ガニ1匹に、1000万円もの値が付きました。競り落としたのは、神戸市の料理店のオーナー。ご祝儀価格の大奮発です。
神戸市の料理店オーナー:「1000万円の価値があるカニというのは間違いないので。漁師さんに今シーズン頑張って頂いて、いいカニをいっぱいとってきてもらいたい」
初競りでは高値が付きましたが、今年、私たちが口にできるズワイガニの価格は、大きく下がる予測が出ています。
京都府が行った資源調査では、ズワイガニのオスは、過去5年間の平均値を上回り今年の漁獲量が4割も増加したというのです。
さらに、国が定めるズワイガニの漁獲枠も3年ぶりに増加しました。
福井県では、235トンと漁獲枠が昨シーズンに比べて5割も増えるなど、軒並み緩和されました。市場への供給量が増えることで値段が下がる可能性があります。
輸入もののカニにも変化が起きていました。
築地蟹商 小澤俊勝営業部長:「こちらがロシア産のタラバガニ。あちらがカナダ産の本ズワイガニ」
都内にあるカニ専門商社が口にしたのは、このような言葉でした。
小澤営業部長:「昨年、一昨年が最高値までいって、そこからズルズルと下がってきて、非常に今年の年末はお求めやすい価格になる」
特大のタラバガニの足が1本税込み5000円から。高級品に変わりないのですが、去年に比べて値下がり。円安にもかかわらず輸入ものは安くなっています。
アメリカが、ロシア産水産物の輸入を禁止したことが大きな要因で、市場にあふれたロシア産のカニが、輸入ものの相場を軒並み押し下げているのだといいます。
小澤営業部長:「海外のものが非常にお求めやすくなっていて、それに対して、国産のものがどういう値付けになっていくかというと、おそらく、そこそこいい値段はついてくるかと思うが、全体的にカニが食べやすい年というのは間違いない」
市場関係者のなかには「正月商戦ではタラバガニもズワイガニも、輸入品は前のシーズンに比べ、5割ほど安くなるのではないか」という驚きの予測を示す人もいます。
期待が高まる解禁されたばかりのズワイガニ。どんな味なのでしょうか?
かに海鮮居酒屋「かに新」 田口大和統括マネージャー:「生きてる!すごいですね!」
訪ねたのは都内のカニ料理専門店です。水揚げされたばかりの新鮮なズワイガニを特別に調理してもらいました。
上品なうまみが広がるズワイガニ。今年は家庭でもお得に楽しめそうです。
田口マネージャー:「どの店もお客様に満足いただけるお値段で、今年出してもらえるんじゃないかと思っています。本当においしい特別なカニだと思うので、一人でも多くの方に召し上がっていただいて幸せな気持ちで今年の冬過ごしてほしい」
(「グッド!モーニング」2023年11月8日放送分より)