先月から噴火が続いている小笠原諸島の硫黄島では新たに島が出来ているのが確認されていましたが気象庁は、その陸地の長さが300メートルほどに達していると発表しました。硫黄島では、先月21日ごろから島の南側に位置する翁浜沖で規模の大きな噴火が続いていて、噴出した大量の土砂などの堆積によって新たな陸地ができていることが確認されていました。気象庁によりますと、土砂を含んだ水柱が海面数十メートルから100メートル程度の高さまで噴出したということです。また、空振も観測されていて、島にある自衛隊の基地の窓が揺れるほどの大きさだったといいます。

9日、気象庁は先月の地震火山活動に関する定例の会見でこの新たにできた陸地について、今月3日に研究機関が行った上空からの観測で、長さ300メートル程度になっているのが確認されたと発表しました。しかし、この陸地を形成している主な堆積物は、軽石などを含む土砂でできており、今後、波に流されて消える可能性もあるということです。噴火活動は、今月4日ごろをピークに次第に低下していて、噴火時にみられる火山性微動も現在は減少しているということです。写真:海上自衛隊提供
先月から噴火が続いている小笠原諸島の硫黄島では新たに島が出来ているのが確認されていましたが気象庁は、その陸地の長さが300メートルほどに達していると発表しました。
硫黄島では、先月21日ごろから島の南側に位置する翁浜沖で規模の大きな噴火が続いていて、噴出した大量の土砂などの堆積によって新たな陸地ができていることが確認されていました。
気象庁によりますと、土砂を含んだ水柱が海面数十メートルから100メートル程度の高さまで噴出したということです。また、空振も観測されていて、島にある自衛隊の基地の窓が揺れるほどの大きさだったといいます。
9日、気象庁は先月の地震火山活動に関する定例の会見でこの新たにできた陸地について、今月3日に研究機関が行った上空からの観測で、長さ300メートル程度になっているのが確認されたと発表しました。
しかし、この陸地を形成している主な堆積物は、軽石などを含む土砂でできており、今後、波に流されて消える可能性もあるということです。
噴火活動は、今月4日ごろをピークに次第に低下していて、噴火時にみられる火山性微動も現在は減少しているということです。