9日未明、千葉・松戸市の住宅の玄関前で、中国人とみられる女性が若い2人組の男に顔を殴られ、死亡した事件。男らは今も逃走している。
事件を知らせたのは、午前3時過ぎに入った目撃者からの「女性の悲鳴が聞こえた。外で女性が2人の男に殴られて血だらけで倒れている」という110番通報だった。
通報を受け、警察官が現場に駆けつけると、20代から30代くらいの中国人とみられる女性が顔などから血を流して倒れていて、病院に搬送されたが、その後、死亡が確認された。
死因は出血性ショック死だった。
現場は閑静な住宅街の一角にあり、鑑識による現場検証が続いている。また、周囲を見渡すと広範囲にわたって規制線が張られていた。
現場付近の住民は女性の悲鳴を耳にしていた。
現場近くの住民「女性の声で最初キャーって聞こえて、それが連続で聞こえるわけじゃなくて、キャーって聞こえたら、またちょっとしたらキャーっていう声がして。何回目かの(悲鳴の)時に別の音というか、地面をたたくような音が聞こえて、その悲鳴が聞こえなくなった」、「ギャーって言ったのかな、ギャーだね。何回もだよ、4~5回かな、聞こえたのは」
女性を殴った若い2人組の男は現場から逃走し、今なお、発見には至っていない。
警察によると、1人は身長180cmほどで、ジャンパーに帽子を着用。
もう1人は、やせ形だったという。
警察は殺人事件とみて、逃げた若い2人組の男の行方を追っている。