元テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏が10日、「モーニングショー」(テレビ朝日)に出演。問題が相次ぐ岸田政権を「お笑い岸田内閣」と批判した。
岸田文雄首相は9月に内閣改造を行ったが、10月になって文部科学政務官と法務副大臣が辞任。さらにここに来て神田憲次財務副大臣が、2013年から2022年まで自身が代表取締役を務める会社の固定資産税を滞納し、4回も差し押さえを受けていたことが明らかになっている。
相次ぐ政務三役の不祥事。神田氏は20年以上税理士としての活動実績を持ち、しかも、税を徴収する側の財務副大臣という役職にいるだけに、国民の批判は高まるばかりだ。自民党内からも納税を舐めていた可能性が指摘され、財務副大臣としての資質を疑う声が上がっている。
神田氏は多忙で納税を忘れていたという主旨の話をしているが、玉川氏は「確信犯と言われるのは当然。税務署はいきなり差し押さえしませんから。まずは督促状出して、これは受領確認あります。だから受け取ってるんですよ」と指摘。その上で「4回も忘れて差し押さえされてるんでしょ? これだけ忘れる人に財務副大臣は務まらないでしょ」とバッサリ。
岸田首相の任命責任については「今回の任命責任は一番重いと思いますよ。最も任命してはいけない人を任命していたということになる」と断罪した。
これをきっかけに玉川氏の怒りの矛先は神田氏から岸田首相へ…。当初、岸田首相は税収増分を還元するとして減税を打ち出していたが、8日になって税収増分はすでに使い切り、国債発行しなければ減税できないことが明らかになっている。
国民の誰もが開いた口が塞がらない状況に玉川氏は「悪い冗談としか思えなくて、むしろ呆れて笑ってしまう。もうお笑い岸田内閣って感じになってる」とクサし、この日出演した長嶋一茂も「バカなの?ってことでしょ」と呆れた。