「ありえないです。(この光景は)初めてです」、「異様だよね。(今まで)見たことない」とベテランの登山客たちが目を疑ったというのは、本来この場所にはあるはずがないという大量のどんぐり。いったいなぜ、この場所にどんぐりは現れたのだろうか。追跡取材すると、人の命を脅かしかねない危険な状況にあることが見えてきた。富士山人気コースに1000個以上現場となっているのは、富士山でも人気のハイキングコース。

神秘的な雲海なども楽しめることから、シーズンオフが近づいていたこの日もハイキングをする登山客の姿があった。FNN取材班:ありましたね、大量のどんぐりが散りばめられています。数は1000個以上あると思います。そのコースの入り口付近に落ちているのが、1000個以上ものどんぐりだ。FNN取材班:歩道の方にもどんぐりが出ていて、人の足によって土の中に埋められてしまっています。この地点の標高は約2400メートル、どんぐりの実をつけるブナの木は生えていない。また周囲を見渡しても、どんぐりが落ちているのは、この一角のみ。風などで運ばれてきたというわけでもないようだ。クマのためにどんぐりをまいた可能性突然現れた謎のどんぐり。ベテランの登山客たちの間では、「ある目的のため人がまいた可能性」がうわさされているという。登山ガイド歴15年男性(60代):もう話聞いちゃったから。誰か、クマかわいそうだからって置いたんでしょ。あんまりいい感じしないよね。自然のものだったらしょうがないと思うけどね。登山歴40年男性(50代):びっくりしました。やっぱり今クマの出没がいろいろなところでニュースで取り上げられている中で、こういうことがあるというのは…。連日各地で目撃されているクマ。猛暑の影響で餌不足になり、街中に出没し人身被害も出ている。謎のどんぐりは、そのクマを保護する団体がエサとしてまいたのだろうか。専門家「絶対にやっちゃいけないこと」どんぐりが落ちていた場所の近くでは、2023年6月にクマの目撃情報があったというが、動物の生態にくわしい専門家はこう話している。アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長:クマの食べ物になるようなものをハイキングコースに置いていくということは、避けた方がいいです。人間に対する恐怖心が薄らぎますので、それは絶対にやっちゃいけないことですね。人への警戒心の薄れたクマが、人に襲いかかる可能性が高まると危機感をあらわにした。また、どんぐりが落ちていた遊歩道を管理する担当者は、その場所が「どんぐりなどを放置してはいけない“特別保護地区”かはわからない」としたうえで…富士箱根伊豆国立公園管理事務所・沼津管理官事務所担当者:(特別保護地区だった場合)罰則規定がございまして、違反された場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性。担当者は、遊歩道の利用上のルールやマナーについて、今後よりいっそう利用者に周知できるよう整備していきたいと話している。(「イット!」11月10日放送より)
「ありえないです。(この光景は)初めてです」、「異様だよね。(今まで)見たことない」とベテランの登山客たちが目を疑ったというのは、本来この場所にはあるはずがないという大量のどんぐり。いったいなぜ、この場所にどんぐりは現れたのだろうか。追跡取材すると、人の命を脅かしかねない危険な状況にあることが見えてきた。
現場となっているのは、富士山でも人気のハイキングコース。
神秘的な雲海なども楽しめることから、シーズンオフが近づいていたこの日もハイキングをする登山客の姿があった。
FNN取材班:ありましたね、大量のどんぐりが散りばめられています。数は1000個以上あると思います。
そのコースの入り口付近に落ちているのが、1000個以上ものどんぐりだ。
FNN取材班:歩道の方にもどんぐりが出ていて、人の足によって土の中に埋められてしまっています。
この地点の標高は約2400メートル、どんぐりの実をつけるブナの木は生えていない。また周囲を見渡しても、どんぐりが落ちているのは、この一角のみ。風などで運ばれてきたというわけでもないようだ。
突然現れた謎のどんぐり。ベテランの登山客たちの間では、「ある目的のため人がまいた可能性」がうわさされているという。
登山ガイド歴15年男性(60代):もう話聞いちゃったから。誰か、クマかわいそうだからって置いたんでしょ。あんまりいい感じしないよね。自然のものだったらしょうがないと思うけどね。
登山歴40年男性(50代):びっくりしました。やっぱり今クマの出没がいろいろなところでニュースで取り上げられている中で、こういうことがあるというのは…。
連日各地で目撃されているクマ。猛暑の影響で餌不足になり、街中に出没し人身被害も出ている。
謎のどんぐりは、そのクマを保護する団体がエサとしてまいたのだろうか。
どんぐりが落ちていた場所の近くでは、2023年6月にクマの目撃情報があったというが、動物の生態にくわしい専門家はこう話している。
アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長:クマの食べ物になるようなものをハイキングコースに置いていくということは、避けた方がいいです。人間に対する恐怖心が薄らぎますので、それは絶対にやっちゃいけないことですね。
人への警戒心の薄れたクマが、人に襲いかかる可能性が高まると危機感をあらわにした。
富士箱根伊豆国立公園管理事務所・沼津管理官事務所担当者:(特別保護地区だった場合)罰則規定がございまして、違反された場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処される可能性。
担当者は、遊歩道の利用上のルールやマナーについて、今後よりいっそう利用者に周知できるよう整備していきたいと話している。(「イット!」11月10日放送より)