朝日大学(岐阜県瑞穂市)で複数のラグビー部員が大麻に関与した問題で、新たに2人の元部員が大学側の聞き取り調査に対し、大麻使用を認めていたことが25日、分かった。
いずれも「大変申し訳ない」と反省の言葉を述べており、同大は2人を停学処分とした。
同大ラグビー部を巡っては、岐阜県警が8月、大麻を販売したなどとして部員3人を大麻取締法違反容疑で逮捕。販売容疑ではいずれも不起訴となったが、うち1人は、ラグビー部の寮に大麻草約30グラムを郵送させたとして起訴された。
同大は逮捕を受け、調査委員会を設置。9月に部員への聞き取りをしたところ、2人が新たに大麻の使用を認めた。2人は警察の事情聴取も受け、起訴された部員と寮などで接点があったという。
同大は、2人を含む5人が大麻に関与していたと認定し、全員を退部させた。今月23日には、逮捕された3人を退学とし、使用が判明した2人を停学3カ月とした。大学によると、他の部員の関与は確認されず、調査委は同日で調査を終了した。大学は今後、再発防止などの対策を重点的に行う方針。