自身の役員報酬を不正に増額して会社に損害を与えた疑いで、製薬会社元社長の男が逮捕された。
渋谷区の製薬会社「アスクレピオス」の元社長、越山晃次容疑者は、株主総会の決議を経ずに自身の役員報酬を増額し、2019年から翌年にかけて、会社に総額3600万円の損害を与えた疑いが持たれている。
警視庁によると、月におよそ180万円の本来の役員報酬を400万円ほど増額していたということだ。
越山容疑者は、2020年に社内の調査で不正が発覚し取締役を解任されていて、調べに対し「株主から口頭で了解を得ていた」と容疑を否認しているという。