5日午前10時59分ごろ、伊豆諸島の鳥島近海を震源とする地震があり、東京・八丈島で30センチの津波を観測した。震源地は八丈島の南370キロ付近で、震源の深さは17キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・5と推定される。気象庁は同11時6分、伊豆諸島に津波注意報を発表し、午後1時15分に解除した。
揺れ体感なく津波注意報 識者「震源浅いと発生しやすい」 伊豆 東京都によると、5日午後5時現在、人的・物的被害は確認されていない。

気象庁によると、震源が陸地から離れていたため、震度1以上を観測した地域はなかった。鳥島近海は2日から地震活動が活発になっており、3日にM6・4、4日にM6・2の地震を観測。今後も同程度の地震が1~2割の確率で発生する可能性があるといい、気象庁は「1週間程度は地震に注意してほしい。特に2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くある」と呼びかけている。 東京都八丈町では、気象庁が出した津波注意報が自動的に防災無線で町内全域に流れた。町の担当者は「庁内で揺れを感じた人はおらず、職員も無線で注意報に気づいた」と話した。町民からも「地震があったのか」などと問い合わせが10件以上あり、職員が説明に追われたという。 鳥島近海では2015年にもM5・9の地震が起き、八丈島で60センチの津波を観測した。【島袋太輔、小林遥】
東京都によると、5日午後5時現在、人的・物的被害は確認されていない。
気象庁によると、震源が陸地から離れていたため、震度1以上を観測した地域はなかった。鳥島近海は2日から地震活動が活発になっており、3日にM6・4、4日にM6・2の地震を観測。今後も同程度の地震が1~2割の確率で発生する可能性があるといい、気象庁は「1週間程度は地震に注意してほしい。特に2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くある」と呼びかけている。
東京都八丈町では、気象庁が出した津波注意報が自動的に防災無線で町内全域に流れた。町の担当者は「庁内で揺れを感じた人はおらず、職員も無線で注意報に気づいた」と話した。町民からも「地震があったのか」などと問い合わせが10件以上あり、職員が説明に追われたという。
鳥島近海では2015年にもM5・9の地震が起き、八丈島で60センチの津波を観測した。【島袋太輔、小林遥】