5日、スウェーデン・アカデミーが発表した2023年のノーベル文学賞。
毎年「候補」に挙がる村上春樹さんの母校、兵庫県西宮市立香櫨園(こうろえん)小学校では、村上さんの同級生や教員、近隣住民ら約10人が集まり、インターネット中継で発表の様子を見守った。ノルウェーの劇作家が受賞したことが会場に伝わるとため息がもれた。
同校では毎年、ネット中継で発表を見守るのが恒例となっている。受賞に備えて、廊下には校舎に掲げる垂れ幕も準備されていたが、今年も吉報は届かなかった。
6年生のときに同じクラスだった頭井治男さん(74)は「しゃあないとは思うけど…」と苦笑いを浮かべつつ、「早く受賞して同窓会に来てほしい」と来年に期待を寄せた。