「今朝の新聞を見てね、『青木さんが殺人をしたのか』と、とても驚きました。しかも共犯者の男、よく青木さんの家に来ていましたよ」(高齢男性)
【画像】一緒に逮捕された霊園会社社長と不倫・愛人関係にあった“美魔女役員”青木淳子容疑者 警視庁捜査1課は10月7日、東京都足立区の寺院「源証寺」の住職、大谷忍昌さん(70)=当時=を練炭で一酸化炭素中毒死させたとして、千葉県鎌ケ谷市の霊園開発会社「鵠祥堂(こくしょうどう)」代表の斎藤竜太容疑者(50)=同市在住=と同社取締役の青木淳子容疑者(63)=東京都練馬区在住=を殺人と建造物侵入容疑で逮捕した。

斎藤竜太容疑者(鵠祥堂YouTubeより)「鵠祥堂は源証寺の霊園や墓石の管理業務を請け負っていましたが、墓石の販売対象を仏教限定にしたかった大谷さん側と、他の宗教にも広げようとした鵠祥堂側とで方針が対立し、トラブルに。斎藤、青木両容疑者は今年7月22日夜、寺の敷地内にある納骨堂に不法侵入し、火のついた練炭28個を持ち込んで堂内を一酸化炭素で充満させた。翌朝、何も知らない大谷さんは中に入ってしまい一酸化炭素中毒となり死亡しました。60代の妻、40代の次女、10代の孫も体調不良を訴え病院に搬送されました。 さらに両容疑者は、ガソリン入りの500ミリのペットボトル十数本を敷地内の焼却炉に入れていた。もし焼却炉を使ったら爆発していたでしょう。両容疑者は、2つの方法を準備し、確実に大谷さんを殺害しようと計画していたんです」(警視庁担当記者) 鵠祥堂は霊園や墓地の企画設計、運用や焼骨のパウダー化などの業務を行う。青木容疑者は通夜や告別式を行わないで火葬のみを行うという葬祭事業部代表として、斎藤容疑者を支える立場にあった。削除された同社ホームページには、「メモリアルディレクター歴15年」「お墓ディレクター認定1級」「終活カウンセラー上級」などとある。「お墓の手配からお葬式までをライフワークとしている」と紹介されながら、人を殺めていたことになる。斎藤容疑者と青木容疑者は愛人関係にあった! さらに両者の関係は、会社社長とその役員というだけではない。捜査関係者が明かす。「斎藤容疑者と青木容疑者は、愛人関係にありました」 冒頭の青木容疑者の練馬区の自宅近隣住民も、こう語るのだ。「青木さんは独身で、いつもは女性用の下着だけが干してある。だけど共犯者の男が泊まった翌朝には、いつもはない男物の下着も干してあってね……」 独身の青木容疑者に対し、斎藤容疑者は「子供はいないけど、奥さんと2人暮らしで素敵な夫婦だった」(斎藤容疑者の知人)。つまり青木容疑者は、13歳年下の社長と不倫関係だったことになる。果たして青木容疑者はどのような人物だったのか。「あの人はここらでは有名なクレーマーでしたよ」 こう話すのは別の近隣住民だ。「何か気に食わないことがあると、甲高い声でギャーギャー言ってくる。チャイムを押せばいいのに、家の玄関扉を直接どんどん叩くんです。もう10年以上、そんな感じですよ。この1、2年の間にも、近所の家の建て替え工事の作業中に、業者に『うるさい』などと怒鳴りつけていた。そのような被害に遭っている家が何軒もあります」 複数の住民によると、青木容疑者は練馬区の現在の住居に50年以上住んでいたという。かつては結婚していた時期もあったが、離婚している。娘がいたが既に独立し、両親も亡くなったため、一人暮らしが続いていた。 そんな青木容疑者は不倫相手だった斎藤容疑者となぜ、大谷さんを殺害するに至ったのか。「死人に鞭打つつもりはないけど、大谷さんは高額なお布施を要求するなど、かなりお金にシビアでした。昔、同窓会で本人に注意したこともあるのですが、周囲には不動産を持っている富裕層も多いことから『あぶく銭じゃねえか』と言われて、ケンカになってしまいました」(大谷さんの同級生) 人の死を扱う霊園開発会社の幹部2人による殺人事件。真相究明が待たれる。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春)
警視庁捜査1課は10月7日、東京都足立区の寺院「源証寺」の住職、大谷忍昌さん(70)=当時=を練炭で一酸化炭素中毒死させたとして、千葉県鎌ケ谷市の霊園開発会社「鵠祥堂(こくしょうどう)」代表の斎藤竜太容疑者(50)=同市在住=と同社取締役の青木淳子容疑者(63)=東京都練馬区在住=を殺人と建造物侵入容疑で逮捕した。
斎藤竜太容疑者(鵠祥堂YouTubeより)
「鵠祥堂は源証寺の霊園や墓石の管理業務を請け負っていましたが、墓石の販売対象を仏教限定にしたかった大谷さん側と、他の宗教にも広げようとした鵠祥堂側とで方針が対立し、トラブルに。斎藤、青木両容疑者は今年7月22日夜、寺の敷地内にある納骨堂に不法侵入し、火のついた練炭28個を持ち込んで堂内を一酸化炭素で充満させた。翌朝、何も知らない大谷さんは中に入ってしまい一酸化炭素中毒となり死亡しました。60代の妻、40代の次女、10代の孫も体調不良を訴え病院に搬送されました。
さらに両容疑者は、ガソリン入りの500ミリのペットボトル十数本を敷地内の焼却炉に入れていた。もし焼却炉を使ったら爆発していたでしょう。両容疑者は、2つの方法を準備し、確実に大谷さんを殺害しようと計画していたんです」(警視庁担当記者)
鵠祥堂は霊園や墓地の企画設計、運用や焼骨のパウダー化などの業務を行う。青木容疑者は通夜や告別式を行わないで火葬のみを行うという葬祭事業部代表として、斎藤容疑者を支える立場にあった。削除された同社ホームページには、「メモリアルディレクター歴15年」「お墓ディレクター認定1級」「終活カウンセラー上級」などとある。「お墓の手配からお葬式までをライフワークとしている」と紹介されながら、人を殺めていたことになる。斎藤容疑者と青木容疑者は愛人関係にあった! さらに両者の関係は、会社社長とその役員というだけではない。捜査関係者が明かす。「斎藤容疑者と青木容疑者は、愛人関係にありました」 冒頭の青木容疑者の練馬区の自宅近隣住民も、こう語るのだ。「青木さんは独身で、いつもは女性用の下着だけが干してある。だけど共犯者の男が泊まった翌朝には、いつもはない男物の下着も干してあってね……」 独身の青木容疑者に対し、斎藤容疑者は「子供はいないけど、奥さんと2人暮らしで素敵な夫婦だった」(斎藤容疑者の知人)。つまり青木容疑者は、13歳年下の社長と不倫関係だったことになる。果たして青木容疑者はどのような人物だったのか。「あの人はここらでは有名なクレーマーでしたよ」 こう話すのは別の近隣住民だ。「何か気に食わないことがあると、甲高い声でギャーギャー言ってくる。チャイムを押せばいいのに、家の玄関扉を直接どんどん叩くんです。もう10年以上、そんな感じですよ。この1、2年の間にも、近所の家の建て替え工事の作業中に、業者に『うるさい』などと怒鳴りつけていた。そのような被害に遭っている家が何軒もあります」 複数の住民によると、青木容疑者は練馬区の現在の住居に50年以上住んでいたという。かつては結婚していた時期もあったが、離婚している。娘がいたが既に独立し、両親も亡くなったため、一人暮らしが続いていた。 そんな青木容疑者は不倫相手だった斎藤容疑者となぜ、大谷さんを殺害するに至ったのか。「死人に鞭打つつもりはないけど、大谷さんは高額なお布施を要求するなど、かなりお金にシビアでした。昔、同窓会で本人に注意したこともあるのですが、周囲には不動産を持っている富裕層も多いことから『あぶく銭じゃねえか』と言われて、ケンカになってしまいました」(大谷さんの同級生) 人の死を扱う霊園開発会社の幹部2人による殺人事件。真相究明が待たれる。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春)
鵠祥堂は霊園や墓地の企画設計、運用や焼骨のパウダー化などの業務を行う。青木容疑者は通夜や告別式を行わないで火葬のみを行うという葬祭事業部代表として、斎藤容疑者を支える立場にあった。削除された同社ホームページには、「メモリアルディレクター歴15年」「お墓ディレクター認定1級」「終活カウンセラー上級」などとある。「お墓の手配からお葬式までをライフワークとしている」と紹介されながら、人を殺めていたことになる。
さらに両者の関係は、会社社長とその役員というだけではない。捜査関係者が明かす。
「斎藤容疑者と青木容疑者は、愛人関係にありました」
冒頭の青木容疑者の練馬区の自宅近隣住民も、こう語るのだ。
「青木さんは独身で、いつもは女性用の下着だけが干してある。だけど共犯者の男が泊まった翌朝には、いつもはない男物の下着も干してあってね……」
独身の青木容疑者に対し、斎藤容疑者は「子供はいないけど、奥さんと2人暮らしで素敵な夫婦だった」(斎藤容疑者の知人)。つまり青木容疑者は、13歳年下の社長と不倫関係だったことになる。果たして青木容疑者はどのような人物だったのか。
「あの人はここらでは有名なクレーマーでしたよ」
こう話すのは別の近隣住民だ。
「何か気に食わないことがあると、甲高い声でギャーギャー言ってくる。チャイムを押せばいいのに、家の玄関扉を直接どんどん叩くんです。もう10年以上、そんな感じですよ。この1、2年の間にも、近所の家の建て替え工事の作業中に、業者に『うるさい』などと怒鳴りつけていた。そのような被害に遭っている家が何軒もあります」
複数の住民によると、青木容疑者は練馬区の現在の住居に50年以上住んでいたという。かつては結婚していた時期もあったが、離婚している。娘がいたが既に独立し、両親も亡くなったため、一人暮らしが続いていた。 そんな青木容疑者は不倫相手だった斎藤容疑者となぜ、大谷さんを殺害するに至ったのか。「死人に鞭打つつもりはないけど、大谷さんは高額なお布施を要求するなど、かなりお金にシビアでした。昔、同窓会で本人に注意したこともあるのですが、周囲には不動産を持っている富裕層も多いことから『あぶく銭じゃねえか』と言われて、ケンカになってしまいました」(大谷さんの同級生) 人の死を扱う霊園開発会社の幹部2人による殺人事件。真相究明が待たれる。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春)
複数の住民によると、青木容疑者は練馬区の現在の住居に50年以上住んでいたという。かつては結婚していた時期もあったが、離婚している。娘がいたが既に独立し、両親も亡くなったため、一人暮らしが続いていた。
そんな青木容疑者は不倫相手だった斎藤容疑者となぜ、大谷さんを殺害するに至ったのか。
「死人に鞭打つつもりはないけど、大谷さんは高額なお布施を要求するなど、かなりお金にシビアでした。昔、同窓会で本人に注意したこともあるのですが、周囲には不動産を持っている富裕層も多いことから『あぶく銭じゃねえか』と言われて、ケンカになってしまいました」(大谷さんの同級生)
人の死を扱う霊園開発会社の幹部2人による殺人事件。真相究明が待たれる。
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文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks
(「週刊文春」編集部/週刊文春)