8日午後6時10分ごろ、大阪市生野区桃谷の路上で、秋祭りのだんじりの試験曳(び)きに参加していた近くの佐古吉隆さん(52)が、だんじりとガードレールの間に体を挟まれた。
佐古さんは病院に搬送されたが、約12時間半後に死亡が確認された。
大阪府警生野署によると、佐古さんは曳行(えいこう)責任者で、だんじりのそばで指示を出す担当だった。雨で地面がぬれていた影響でブレーキが利きにくくなっていたとみられ、だんじりが左折する際に曲がり切れず、中央分離帯のガードレールに接触したという。
だんじりは今月16日の地元の彌榮(やえい)神社の祭りで曳行される予定だったといい、8日は約30人で当日の動きなどを確認するため試験曳きを行っていた。