インフルエンザの流行が異例の急拡大をする中、全国的に医薬品が不足する事態が続いていて薬局が対応に追われています。
【写真を見る】“薬がない”インフルエンザと新型コロナ感染急拡大で深刻化 「大変なことになる…」薬局で対応追われる 大分市の県立病院すぐそばにある「O・P・A薬局」では1日およそ140人の調剤を行っています。この薬局では3年前から慢性的に供給が不安定となっていて、9月からはさらに薬不足が加速しています。 O・P・A薬局薬剤師 都甲大介さん:「ジェネリック薬品を置いている調剤棚ですが、全体的に少し不足しているような状態になっています」

2000種類以上の薬の中で主に不足しているのはジェネリック医薬品と呼ばれる後発薬。在庫がない場合は錠剤から粉薬への変更や先発医薬品への切り替え。また、入荷後の郵送などで対応しています。 O・P・A薬局薬剤師 都甲大介さん:「顕著に影響が出ているのがカルボシステインという鼻水の薬です。風邪をひいたときに使われるケースが多いかと思います。うちに在庫がない期間があるので、その間は違うメーカーの商品を代替えで使うほか、剤形変更などもさせていただいています」 薬の供給不足は3年前から相次いで起きたジェネリック医薬品メーカーの法令違反による業務停止処分などの影響が背景にあります。これに流行が続く新型コロナとともにインフルエンザの季節外れの急拡大が追い打ちをかけています。 こうした事態に厚生労働省は9月に都道府県を通じ医療機関や薬局などに対して「全国的にせき止めや、たんを切る薬が不足していて、薬の過剰な発注を控えるよう」要請。武見大臣も先月29日の会見で「長期にいたる処方を控え、医師が必要と判断した患者へ最小日数での処方に努めていただくことをお願いしたい」と協力を呼びかけました。 (薬の購入者)「違う薬になると副作用なども出てくるかも知れないので不安になります」「自分の病気と向き合いながら薬の変更なども受け入れるべきだと思っています」「いらない薬はもらわないようにして困っている人にいきわたるようにしたい」 インフルエンザが異例の早さで流行期に入り、県薬剤師会では冬場を前に薬局や卸業者と連携を密にして何とか対処していきたいとしています。 県薬剤師会・安東哲也会長:「今の現状でいくと大変なことになる。家庭では市販薬を利用するというのも必要かなと思います。常に卸業者と話し合いをしながら薬不足にどう対応するかを検討しています」
大分市の県立病院すぐそばにある「O・P・A薬局」では1日およそ140人の調剤を行っています。この薬局では3年前から慢性的に供給が不安定となっていて、9月からはさらに薬不足が加速しています。
O・P・A薬局薬剤師 都甲大介さん:「ジェネリック薬品を置いている調剤棚ですが、全体的に少し不足しているような状態になっています」
2000種類以上の薬の中で主に不足しているのはジェネリック医薬品と呼ばれる後発薬。在庫がない場合は錠剤から粉薬への変更や先発医薬品への切り替え。また、入荷後の郵送などで対応しています。
O・P・A薬局薬剤師 都甲大介さん:「顕著に影響が出ているのがカルボシステインという鼻水の薬です。風邪をひいたときに使われるケースが多いかと思います。うちに在庫がない期間があるので、その間は違うメーカーの商品を代替えで使うほか、剤形変更などもさせていただいています」
薬の供給不足は3年前から相次いで起きたジェネリック医薬品メーカーの法令違反による業務停止処分などの影響が背景にあります。これに流行が続く新型コロナとともにインフルエンザの季節外れの急拡大が追い打ちをかけています。
こうした事態に厚生労働省は9月に都道府県を通じ医療機関や薬局などに対して「全国的にせき止めや、たんを切る薬が不足していて、薬の過剰な発注を控えるよう」要請。武見大臣も先月29日の会見で「長期にいたる処方を控え、医師が必要と判断した患者へ最小日数での処方に努めていただくことをお願いしたい」と協力を呼びかけました。
(薬の購入者)「違う薬になると副作用なども出てくるかも知れないので不安になります」「自分の病気と向き合いながら薬の変更なども受け入れるべきだと思っています」「いらない薬はもらわないようにして困っている人にいきわたるようにしたい」
インフルエンザが異例の早さで流行期に入り、県薬剤師会では冬場を前に薬局や卸業者と連携を密にして何とか対処していきたいとしています。
県薬剤師会・安東哲也会長:「今の現状でいくと大変なことになる。家庭では市販薬を利用するというのも必要かなと思います。常に卸業者と話し合いをしながら薬不足にどう対応するかを検討しています」