9日、仙台駅に到着した新幹線の車内で液体の薬品が漏れ、6人がけがや体調不良で病院に運ばれた。
薬品を持ち込んだのは地質調査会社の男性で、警察が薬品の解析を進めている。
9日正午ごろ、東北新幹線「はやぶさ52号」東京行きの車内で、乗客のかばんから薬品が漏れ、薬品が付着するなどした5歳の男の子を含む6人が、やけどや体調不良で病院に運ばれた。
かばんは東京都内の地質調査会社に勤める40代の男性のもので、仕事で液体の薬品をペットボトルのような容器に入れて運んでいたという。
この薬品は、配送や所有が禁止されているものではなく、地質調査に使うものだとみられている。
警察は、男性が故意に薬品をまいたわけではないとみているが、搬送の仕方が適切だったかなど、業務上過失致傷の疑いも視野に捜査している。