他人の戸籍謄本を不正に取得したとして、愛知県警は10日、行政書士でウェブデザイン会社代表、小関裕一(46)=金沢市=と探偵事務所経営、前田健治(40)=名古屋市中区=の両容疑者を戸籍法違反などの疑いで逮捕した。
痴漢、盗撮の依存症「仕事熱心な男性が危ない」警鐘 県警によると、前田容疑者が探偵事務所の身辺調査に使うため、戸籍謄本などの取得を依頼。小関容疑者は、行政書士が戸籍謄本などを取得する際に使う「職務上請求書」を悪用し、報酬を受け取っていたとみられる。

逮捕容疑は共謀して2021年7月~22年2月、職務上請求書に「婚前契約書の作成を依頼された」などと虚偽の記載をして、6人分の戸籍謄本と住民票の写し計10通を不正に取得したとしている。県警は2人の認否を明らかにしていない。 今年1月に名古屋市の女性から、「戸籍謄本が不正取得された」と県警に告発があった。同市には戸籍謄本の写しなどを第三者に交付した場合、事前登録した本人に通知する制度があり、不正取得に気づいたという。 小関容疑者は3月末に石川県行政書士会を退会していた。県警は2人が17年以降、同様の不正取得を繰り返していたとみて調べている。【熊谷佐和子】
県警によると、前田容疑者が探偵事務所の身辺調査に使うため、戸籍謄本などの取得を依頼。小関容疑者は、行政書士が戸籍謄本などを取得する際に使う「職務上請求書」を悪用し、報酬を受け取っていたとみられる。
逮捕容疑は共謀して2021年7月~22年2月、職務上請求書に「婚前契約書の作成を依頼された」などと虚偽の記載をして、6人分の戸籍謄本と住民票の写し計10通を不正に取得したとしている。県警は2人の認否を明らかにしていない。
今年1月に名古屋市の女性から、「戸籍謄本が不正取得された」と県警に告発があった。同市には戸籍謄本の写しなどを第三者に交付した場合、事前登録した本人に通知する制度があり、不正取得に気づいたという。
小関容疑者は3月末に石川県行政書士会を退会していた。県警は2人が17年以降、同様の不正取得を繰り返していたとみて調べている。【熊谷佐和子】