１０日午後５時頃、沖縄県・与那国島で「洞窟探検ツアーに行った３人が帰ってこない」と地元消防団から県警駐在所に通報があった。
男性ガイドと客の男女計３人と一時連絡が取れなくなったが、男性ガイドと女性客の無事が確認された。捜索を続けたところ、男性の姿を洞窟内で発見し、安否を確認している。警察の呼びかけに応答はないという。
県警八重山署などによると、探検ツアーはコンサルティング会社「アクトプロ」（東京）が企画した。男性ガイド（２８）と名古屋市の夫婦の男性（４１）と女性（５２）が参加。約２時間半のツアーで１０日昼過ぎに終了予定だったが、同社の現地事務所に連絡がなく、消防団に連絡した。１０日は雨が降っており、２人は「洞窟内が急に増水し、避難した」と説明している。
１１日の捜索で見つかった男性は洞窟内で横たわった状態だが、水位が高く近づけないという。
同社は「多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。