幕張メッセで開催中のイベント「東京ゲームショウ2023」の参加者たちがSNSで「暑すぎる」などと訴えている。日本気象協会の発表によれば、開催初日の千葉市の最高気温は29.6度だった。
取材に対し、会場である幕張メッセの担当者は2023年9月22日、空調設備に不備はないと話す。
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、4年ぶりに幕張メッセ全館を用いて、ゲームの祭典「東京ゲームショウ2023」を開催している。前半である21日から22日まではゲーム業界関係者、後半である23日、24日は一般のゲームファンが来場する。
21日に来場したとするXユーザーたちは、「会場暑すぎてサウナ状態 ちゃんと水分補給しないと倒れるで」「低温の岩盤浴の室内のように暑かった」などと訴えている。
取材に対し幕張メッセは、メイン会場となる1から8ホールの22日現在の気温は28度前後。9から11ホールは、26度から27度程度だと説明する。21日のイベント参加者や出展企業からも「暑い」という連絡が寄せられたと明かす。
空調については、「設備上に不備はない」という見解を示す。また共用部分のモニターで熱中症対策のアナウンスなどをしているという。
今後、空調設備の強化などを行う予定はあるのか。幕張メッセは、県有の施設であるため県が検討することになるが、昨今の気候状況や参加者の声は県に共有していると述べた。
J-CASTニュースは、東京ゲームショウ広報事務局にも取材を申し込んでいる。回答があれば追って伝える。
取材に対し東京ゲームショウ事務局は、施設ホール内に温度計や湿度計が無いため数値による把握はできていないと明かす。定期的にスタッフが巡回し、体感温度で確認しているという。
初日参加者の「暑すぎる」といった訴えはSNSなどで把握しており、その要因について次のように考察している。
事務局によれば2日目となる22日は、開場前の早い段階から空調を最低温度に設定。正午までに「暑すぎる」などの意見は寄せられていない。
事務局は「まだまだ暑い季節での開催」であるとして、以前から「来場時のお願いとご注意」のなかで熱中症予防を呼びかけている。23日以降の来場予定者に対しては、XやFacebookなどの公式SNSで次のように呼びかけるとしている。
(9月22日16時40分追記)東京ゲームショウ広報事務局からの回答を追記し、見出しを変更しました。