厚生労働省は22日、全国約5000の定点医療機関から11~17日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、1医療機関あたり7・03人だったと発表した。
前週(4・48人)と比べ1・57倍に増加し、7都県で「注意報」の基準値(10人)を超えた。首都圏をはじめ、異例の早さで流行が拡大している。
都道府県別では、沖縄が1医療機関あたり20・85人で最も多く、千葉の14・54人、愛媛の12・07人、佐賀の11・95人が続く。
インフルエンザで学年・学級閉鎖や休校となったのは計1625施設で前週から倍増した。都道府県別では、最多の千葉が169施設で、次いで大阪156施設、兵庫137施設、東京133施設となっている。
厚労省は「今冬は流行のピークが早まる可能性がある。希望者はワクチン接種の予約を早めにしてほしい」と呼びかけている。