埼玉県教育委員会は21日、勤務先の中学校の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、東部地区の公立中で理科を担当する男性臨時任用教諭(28)を懲戒免職処分とした。
生徒が特定されるとして、氏名などは公表していない。
発表によると、教諭は女子生徒とSNSで連絡を取り合い、8月18日~9月8日に複数回、車内でキスをしたり、ホテルでみだらな行為をしたりした。女子生徒の保護者が事情を知り、学校に相談していた。教諭は県教委の聞き取りに対し、「互いに好意があった」「深く反省している」などと話したという。
県教委によると、児童生徒へのわいせつ行為を理由にした懲戒免職処分は今年度6人目。昨年度は1年間で5人だった。
小中学校人事課の長谷部巧・学校管理幹は「根絶に向けて取り組みを進める中での不祥事で、今後の対応をしっかりと考えたい」としている。