マッチングアプリで知り合った男性から2700万円をだまし取ったとして20日、「頂き女子りりちゃん」と名乗っていた渡辺真衣容疑者(25)が、詐欺の疑いで再逮捕された。自身の詐欺行為だけでなく、現金をだまし取るためのマニュアル「頂き女子の参考書」を販売し、8月に逮捕・起訴されていた。
【映像】マニュアル「頂き女子の参考書」の一部内容 マニュアルは1セットおよそ3万円で販売され、一部の報道では1000部以上売れていたという。様々な手口が書かれており、同情を買ったり、恋愛感情をにおわせる内容も。被害者は複数、中には1億円以上だまし取られた男性もいるとみられ、警察が調べている。

ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「最近炎上系の人たちが“私人逮捕”といって、チケット転売してる人たちを捕まえて話題になっているが、“頂き女子”のマニュアルを売ることや、チケットの高額転売などが法に触れると分からずやってる人が多い気がする。なんとなく直接の犯罪っぽくない気がするのか、これぐらいなら許されるよねと誤解しているのかもしれないが、普通に逮捕されるよ、悪いことだよって報道するのは大事なこと」と指摘する。 作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「婚活殺人事件の木嶋佳苗死刑囚は、“大して美人ではないが特異な能力で人を惑わせる魅力があった”みたいなことが言われている。今回はそうではなく、徹底的にシステム化・メソッド化していくパターンなのではないか」と分析。 お笑い芸人のケンドーコバヤシが「渡辺容疑者がだましにいっていたのは、おじさんではなくマニュアルを購買する女性のほう」と指摘すると、佐々木氏も「ちょっと昔に流行った恋愛工学だったり、情報商材と全く同じ構図だ。おじさんというよりも、女性をだますためにメソッド化しているということだと思う」と賛同した。 深澤諭史弁護士によると、詐欺にあたるかは微妙なラインではあるものの、「成立する」という。詐欺は「だます」「勘違いさせる」などで金銭を受け取ることで、今回は「お金をあげれば付き合える」と勘違いさせていることから、詐欺にあたる可能性があるという。オレオレ詐欺も「子どもと勘違いさせる」意味で同じだということだ。 ひろゆき氏は「木嶋佳苗死刑囚のブログもおもしろかったりするので、渡辺容疑者も文才はあるんだと思う。刑務所に入るなりした後に文章の能力を使えば、稼げる文筆家になるのではないか」との見方を示していた。(『ABEMA Prime』より)
マニュアルは1セットおよそ3万円で販売され、一部の報道では1000部以上売れていたという。様々な手口が書かれており、同情を買ったり、恋愛感情をにおわせる内容も。被害者は複数、中には1億円以上だまし取られた男性もいるとみられ、警察が調べている。
ネット掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏は「最近炎上系の人たちが“私人逮捕”といって、チケット転売してる人たちを捕まえて話題になっているが、“頂き女子”のマニュアルを売ることや、チケットの高額転売などが法に触れると分からずやってる人が多い気がする。なんとなく直接の犯罪っぽくない気がするのか、これぐらいなら許されるよねと誤解しているのかもしれないが、普通に逮捕されるよ、悪いことだよって報道するのは大事なこと」と指摘する。
作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏は「婚活殺人事件の木嶋佳苗死刑囚は、“大して美人ではないが特異な能力で人を惑わせる魅力があった”みたいなことが言われている。今回はそうではなく、徹底的にシステム化・メソッド化していくパターンなのではないか」と分析。
お笑い芸人のケンドーコバヤシが「渡辺容疑者がだましにいっていたのは、おじさんではなくマニュアルを購買する女性のほう」と指摘すると、佐々木氏も「ちょっと昔に流行った恋愛工学だったり、情報商材と全く同じ構図だ。おじさんというよりも、女性をだますためにメソッド化しているということだと思う」と賛同した。
深澤諭史弁護士によると、詐欺にあたるかは微妙なラインではあるものの、「成立する」という。詐欺は「だます」「勘違いさせる」などで金銭を受け取ることで、今回は「お金をあげれば付き合える」と勘違いさせていることから、詐欺にあたる可能性があるという。オレオレ詐欺も「子どもと勘違いさせる」意味で同じだということだ。
ひろゆき氏は「木嶋佳苗死刑囚のブログもおもしろかったりするので、渡辺容疑者も文才はあるんだと思う。刑務所に入るなりした後に文章の能力を使えば、稼げる文筆家になるのではないか」との見方を示していた。(『ABEMA Prime』より)