5日、兵庫・赤穂市の山陽自動車道で起きたトンネル火災。その現場の様子が20日、報道陣に公開された。当時、消火活動が難航し、火が消し止められたのは火災発生から約40時間後だった。
壁が、真っ黒に焼け焦げている。
その先に、塗料が焼け落ちた設備があった。消火栓だ。中が抜け落ちた設置物は、非常電話の位置を知らせるサインだった。
5日、兵庫・赤穂市の山陽自動車道でトンネル火災が起きた。20日、現場の様子が報道陣に公開された。
記者リポート:ここは。たくさんの後続車両が火に包まれた場所で、天井を見ますとコンクリートが剥がれて、火災の大きな被害がうかがえます
発生当時のトンネル内の映像では、充満した煙の中で、車を乗り捨てて急いで逃げる人が映っている。火が消し止められたのは、発生から約40時間後だった。
なぜ、消火が難航したのだろうか。
全長約600mのトンネルには、排煙設備の設置義務がなく、煙や熱がこもって一部のコンクリートが落下した。 消防が、中に入れなかったということだ。現場の下り線は2週間以上たった今も通行止めのまま。解除のめどは立っていない。(「イット!」 9月21日放送より)