〈《証拠動画入手》「スマホを机の下にそっと忍ばせ…」女子中学生5人の下半身盗撮疑惑”で個別指導塾室長が緊急逮捕された!「四谷大塚事件の最中に…」〉から続く
兵庫県豊岡市の個別指導塾「ビーパル個別指導学院」で女子生徒らへの盗撮疑惑が次々と発覚し、教室長だった吉岡大輔容疑者が9月16日に兵庫県警に逮捕された事件。
【画像】「女子生徒5人の下半身を…」“盗撮”動画に映った吉岡容疑者
吉岡容疑者は塾側の聞き取りに対して、「盗撮はしていない」と“否認”する一方、“盗撮疑惑動画”を突き付けられ、授業中にスマホを机の下に忍ばせてライトを点灯して女子生徒の下半身を覗き見たことは認めたという。
机の下から女子生徒の下半身にカメラを向ける吉岡容疑者
「吉岡に生徒や他の教師も含めて全員が背を向ける形だったため、ライトを点けるという大胆な犯行にも関わらず発覚が遅れました。ただ偶然にも犯行の瞬間を目撃してしまった子供もいたことから一気に噂が広まり、生徒たちが自らの足元に証拠動画を撮影するスマホをしかけた。その動画がさらに生徒たちの間で出回り、それを見た関係者が塾側に通報。本人への聞き取り直後に警察に通報し、ついに逮捕となりました」(子供を通わせていた保護者)
吉岡容疑者が塾側に話しただけでも、5人の女子生徒に対して犯行に及んだというが、被害はそれだけではない。吉岡容疑者は女子生徒の身体を触るなどのセクハラを日常的に繰り返していたという。別の保護者女性が話す。
「娘は事件が明らかになってからようやく話してくれましたが、入塾してすぐに吉岡に身体を触られるようになったようです。最初は娘のペンケースでつんつんと腕や肩を触るぐらいでしたが、その後はペンケースからペンに代わり、その後はペンから指に代わり、“つんつん”から掴む感じにと悪質になっていった。 その後さらに大胆になって、ついには胸のふくらみのすぐ下という際どいところを、くすぐるような素ぶりで触ってくるようになりました。いきなり後ろから触られることもあったといいます。『それが本当に気持ち悪かった』と、娘は思い出すのも嫌なようでした。中学生といえばちょうど胸が膨らみ始める、1番触られたくない時期でしょう?」「トイレに行く時にストーカーのようについてきて…」 俄かには信じがたいほどの悪行だが、吉岡容疑者は「先生という立場を利用して」、そうした行為に及んだという。前出の保護者女性が続ける。「授業中に携帯を見ていたら『ちゃんと勉強してくださいよ~』といって触ってくるらしいんです。じゃあ勉強している時には触ってこないのかといえば、そういうわけでもなかったようですが……。 あとは『あ、ゴミついてる』とかいって触ってくることもあったようで、娘が隣にいた友達に『ゴミついてた?』と聞いても『ついてなかった』といった感じで。『触らないでください』というと、『やめませ~ん!(笑)』と言うようで、その言い方をマネするのが生徒間で流行っていたようです。 別の女子生徒が『それセクハラですよ』といったら、『僕もそろそろセクハラで訴えられるかな~?』と笑いながら返されたようです。やめてといってもやめないと返されたら、生徒としてはどうすることもできませんよね」 吉岡容疑者は女子生徒ばかりに指導を注力していたという。別の保護者が続ける。「吉岡は女子生徒にばかり話しかけ、逆に男子生徒への当たりがきつくて無視することもあり、嫌われていました。反対に被害にあった5人の女子生徒は、みんな吉岡の“お気に入り”で、いつも自分の前の席に座らされていた。 他に席がたくさん空いていても、隣に座って来たといい、身体を触るセクハラは夏期講習中など生徒が少ない時には特に多かったようです。トイレに行く時にストーカーのようについてきて男子トイレに入ることもよくあり、『隙間から撮られているかも』と思い、安心して用も足せないようでした」 とてもまともに勉強に集中できる環境とは言い難いが、今年初めから“盗撮疑惑”が生徒間で語られながらも、逮捕までに時間がかかったのはなぜだろうか。 前出の保護者が明かす。「娘が吉岡の悪行について話してくれたのはあの男が逮捕されてからです。もし誰かに話したら吉岡に報復されるかもと恐れていたようですし、もっと言えば何がセクハラで何がそうでないかというボーダーラインがわからなかったみたいです。執拗にべたべた触られても『これぐらいは普通なんかな?』とか『そんなことを口に出す自分の方が卑猥なんじゃないかな』って思ったと。まだ中学生ですからね、それも無理はない。そんな子供の弱みにつけ込んだ吉岡のことは到底許すことはできません。被害を訴える女子生徒はたくさんおり、警察には余罪も含めて徹底的に捜査をしてほしいです」塾側は「スタッフ一同信じられない状況でした」 取材班は22日、事件の現場となった「ビーパル個別指導学院」の運営会社に質問状を送付。 すると、その日のうちに回答があり、塾側の担当者が吉岡容疑者の逮捕や、保護者が証言する塾側の“事情聴取”の一部始終を認めた。 一方、生徒間では吉岡容疑者の悪行についての噂が今年2月頃から広まっていた。塾側が吉岡容疑者の行為を認知していたかどうかについては、「授業・指導中の机の向きや講師の体の向き等の関係から『のぞき行為・盗撮疑惑』に関する行為を確認することが困難な状況にあり、在籍講師からの報告は受けておりません。また日頃から服務事故防止研修(生徒に対する「わいせつ行為」に関する防止研修)を講じてきたこともあり、スタッフ一同信じられない状況でした」 と説明した。 塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。 今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
「娘は事件が明らかになってからようやく話してくれましたが、入塾してすぐに吉岡に身体を触られるようになったようです。最初は娘のペンケースでつんつんと腕や肩を触るぐらいでしたが、その後はペンケースからペンに代わり、その後はペンから指に代わり、“つんつん”から掴む感じにと悪質になっていった。
その後さらに大胆になって、ついには胸のふくらみのすぐ下という際どいところを、くすぐるような素ぶりで触ってくるようになりました。いきなり後ろから触られることもあったといいます。『それが本当に気持ち悪かった』と、娘は思い出すのも嫌なようでした。中学生といえばちょうど胸が膨らみ始める、1番触られたくない時期でしょう?」
俄かには信じがたいほどの悪行だが、吉岡容疑者は「先生という立場を利用して」、そうした行為に及んだという。前出の保護者女性が続ける。
「授業中に携帯を見ていたら『ちゃんと勉強してくださいよ~』といって触ってくるらしいんです。じゃあ勉強している時には触ってこないのかといえば、そういうわけでもなかったようですが……。
あとは『あ、ゴミついてる』とかいって触ってくることもあったようで、娘が隣にいた友達に『ゴミついてた?』と聞いても『ついてなかった』といった感じで。『触らないでください』というと、『やめませ~ん!(笑)』と言うようで、その言い方をマネするのが生徒間で流行っていたようです。
別の女子生徒が『それセクハラですよ』といったら、『僕もそろそろセクハラで訴えられるかな~?』と笑いながら返されたようです。やめてといってもやめないと返されたら、生徒としてはどうすることもできませんよね」
吉岡容疑者は女子生徒ばかりに指導を注力していたという。別の保護者が続ける。「吉岡は女子生徒にばかり話しかけ、逆に男子生徒への当たりがきつくて無視することもあり、嫌われていました。反対に被害にあった5人の女子生徒は、みんな吉岡の“お気に入り”で、いつも自分の前の席に座らされていた。 他に席がたくさん空いていても、隣に座って来たといい、身体を触るセクハラは夏期講習中など生徒が少ない時には特に多かったようです。トイレに行く時にストーカーのようについてきて男子トイレに入ることもよくあり、『隙間から撮られているかも』と思い、安心して用も足せないようでした」 とてもまともに勉強に集中できる環境とは言い難いが、今年初めから“盗撮疑惑”が生徒間で語られながらも、逮捕までに時間がかかったのはなぜだろうか。 前出の保護者が明かす。「娘が吉岡の悪行について話してくれたのはあの男が逮捕されてからです。もし誰かに話したら吉岡に報復されるかもと恐れていたようですし、もっと言えば何がセクハラで何がそうでないかというボーダーラインがわからなかったみたいです。執拗にべたべた触られても『これぐらいは普通なんかな?』とか『そんなことを口に出す自分の方が卑猥なんじゃないかな』って思ったと。まだ中学生ですからね、それも無理はない。そんな子供の弱みにつけ込んだ吉岡のことは到底許すことはできません。被害を訴える女子生徒はたくさんおり、警察には余罪も含めて徹底的に捜査をしてほしいです」塾側は「スタッフ一同信じられない状況でした」 取材班は22日、事件の現場となった「ビーパル個別指導学院」の運営会社に質問状を送付。 すると、その日のうちに回答があり、塾側の担当者が吉岡容疑者の逮捕や、保護者が証言する塾側の“事情聴取”の一部始終を認めた。 一方、生徒間では吉岡容疑者の悪行についての噂が今年2月頃から広まっていた。塾側が吉岡容疑者の行為を認知していたかどうかについては、「授業・指導中の机の向きや講師の体の向き等の関係から『のぞき行為・盗撮疑惑』に関する行為を確認することが困難な状況にあり、在籍講師からの報告は受けておりません。また日頃から服務事故防止研修(生徒に対する「わいせつ行為」に関する防止研修)を講じてきたこともあり、スタッフ一同信じられない状況でした」 と説明した。 塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。 今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
吉岡容疑者は女子生徒ばかりに指導を注力していたという。別の保護者が続ける。
「吉岡は女子生徒にばかり話しかけ、逆に男子生徒への当たりがきつくて無視することもあり、嫌われていました。反対に被害にあった5人の女子生徒は、みんな吉岡の“お気に入り”で、いつも自分の前の席に座らされていた。
他に席がたくさん空いていても、隣に座って来たといい、身体を触るセクハラは夏期講習中など生徒が少ない時には特に多かったようです。トイレに行く時にストーカーのようについてきて男子トイレに入ることもよくあり、『隙間から撮られているかも』と思い、安心して用も足せないようでした」
とてもまともに勉強に集中できる環境とは言い難いが、今年初めから“盗撮疑惑”が生徒間で語られながらも、逮捕までに時間がかかったのはなぜだろうか。
前出の保護者が明かす。「娘が吉岡の悪行について話してくれたのはあの男が逮捕されてからです。もし誰かに話したら吉岡に報復されるかもと恐れていたようですし、もっと言えば何がセクハラで何がそうでないかというボーダーラインがわからなかったみたいです。執拗にべたべた触られても『これぐらいは普通なんかな?』とか『そんなことを口に出す自分の方が卑猥なんじゃないかな』って思ったと。まだ中学生ですからね、それも無理はない。そんな子供の弱みにつけ込んだ吉岡のことは到底許すことはできません。被害を訴える女子生徒はたくさんおり、警察には余罪も含めて徹底的に捜査をしてほしいです」塾側は「スタッフ一同信じられない状況でした」 取材班は22日、事件の現場となった「ビーパル個別指導学院」の運営会社に質問状を送付。 すると、その日のうちに回答があり、塾側の担当者が吉岡容疑者の逮捕や、保護者が証言する塾側の“事情聴取”の一部始終を認めた。 一方、生徒間では吉岡容疑者の悪行についての噂が今年2月頃から広まっていた。塾側が吉岡容疑者の行為を認知していたかどうかについては、「授業・指導中の机の向きや講師の体の向き等の関係から『のぞき行為・盗撮疑惑』に関する行為を確認することが困難な状況にあり、在籍講師からの報告は受けておりません。また日頃から服務事故防止研修(生徒に対する「わいせつ行為」に関する防止研修)を講じてきたこともあり、スタッフ一同信じられない状況でした」 と説明した。 塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。 今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
前出の保護者が明かす。
「娘が吉岡の悪行について話してくれたのはあの男が逮捕されてからです。もし誰かに話したら吉岡に報復されるかもと恐れていたようですし、もっと言えば何がセクハラで何がそうでないかというボーダーラインがわからなかったみたいです。執拗にべたべた触られても『これぐらいは普通なんかな?』とか『そんなことを口に出す自分の方が卑猥なんじゃないかな』って思ったと。まだ中学生ですからね、それも無理はない。そんな子供の弱みにつけ込んだ吉岡のことは到底許すことはできません。被害を訴える女子生徒はたくさんおり、警察には余罪も含めて徹底的に捜査をしてほしいです」
取材班は22日、事件の現場となった「ビーパル個別指導学院」の運営会社に質問状を送付。
すると、その日のうちに回答があり、塾側の担当者が吉岡容疑者の逮捕や、保護者が証言する塾側の“事情聴取”の一部始終を認めた。
一方、生徒間では吉岡容疑者の悪行についての噂が今年2月頃から広まっていた。塾側が吉岡容疑者の行為を認知していたかどうかについては、
「授業・指導中の机の向きや講師の体の向き等の関係から『のぞき行為・盗撮疑惑』に関する行為を確認することが困難な状況にあり、在籍講師からの報告は受けておりません。また日頃から服務事故防止研修(生徒に対する「わいせつ行為」に関する防止研修)を講じてきたこともあり、スタッフ一同信じられない状況でした」
と説明した。
塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。 今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。(「週刊文春」編集部/週刊文春)
塾側に相談が寄せられなかった理由については、「逆恨みが怖くて言えなかった」「指導してもらっている担当講師(吉岡)だから我が子に害が及ぶのが怖かった」「本部に直接報告するか迷っていた」といった保護者からの声が聞かれたといい、「吉岡が『教える』『教わる』といった立場の差を利用し『グルーミング』に近い状況が作られていたことや、狡猾にバレないようにしてきたこともあり、今となっては本当に許し難い断腸の思い」とした。
今後は再発防止に努め、全教室への監視カメラの設置を行うという。全国的に次々と発覚する学びの場での生徒への裏切り。事件はまだ氷山の一角なのかもしれない。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)