6~8月は各地で35度を超える猛暑日となった日が多く、9月下旬になっても厳しい残暑が続く。
残暑はまだまだ続く見通しで、気象庁の1カ月予報(9月23日~10月22日)によると、平均気温は北日本と東日本で平年より高い確率が80%、西日本と沖縄・奄美で70%だった。10月上旬までは最高気温が30度近くになる地域もあり、「10年に1度の暑さとなる見込み」(気象庁)とする。
また、10~12月も東日本、西日本、沖縄・奄美を中心に暖かい空気に覆われやすいとされる。
南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」などにより、インド洋の西部と太平洋の日付変更線付近で積乱雲の多発が見込まれる。それらの影響で偏西風が日本付近で北に大きく蛇行し、寒気の南下が阻まれ気温が高くなる。
冬(12~2月)についても、偏西風の北への蛇行で寒気の南下は阻まれたままで、暖冬との見通しが出ている。