高齢ドライバーによる事故。京都府精華町で9月24日、男性が運転する車の後ろから、突然、軽トラックが追突した。男性の体は衝撃で大きく揺れ、トラックは再度、男性の車に近づいてくる。
その瞬間を360度撮影方式のドライブレコーダーが捉えていた。
運転する男性が信号の手前で減速した次の瞬間…。後ろから軽トラックが追突。「うわー…」と声をもらす男性。追突の衝撃で男性の体が一瞬、浮いたように見える。
さらにスマートフォンやダッシュボードに入っていた物などが飛び散り、座席の下へ落下。事故はまだ続いた。
衝突してきた白い車がいったん後ろに下がり、男性がシートベルトを外すと、再びぶつかってきたのだ。男性は「うわ!」と声を上げ驚く。
事故が起きたのは、9月24日午前11時前、現場は京都府精華町の交差点。
男性が娘夫婦の車と2台に分かれ、娘の自宅に向かっていたところ、軽トラックが2度にわたって衝突。事故後に撮影された写真を見ると、男性が乗っていた車からはホイールが外れ、道路に落ちていた。
また車体の後部が大きくへこみ、窓も割れるなど、ぶつかった衝撃の大きさがうかがえる状態。衝突された際の状況を男性はこう振り返る。
事故にあった男性:バックミラーを見た時にスピードが結構出ていて、そのままだったから、ちょっとやばいとは思ったんですけど。まさか本当にゴーンって来るとは思ってなかったですね。
男性の話では、軽トラックを運転していたのは80代の男性で、衝突後に現場から車で逃走しようとしたという。
軽トラックの男性は、周囲の人から促されて車から降りると、まっすぐ歩くことができず、何度も転倒するなど様子がおかしかったため、救急車を呼んだという。
衝突された男性は、首と肩などを痛め病院へ行ったが、命に別条はなかった。(「イット!」9月25日放送)