島根県立東部高等技術校(出雲市)や県警察学校(松江市)など3校で、同じ業者による給食の提供が止まっていることが5日、県などへの取材で分かった。
東部高等技術校は、業者と連絡が取れなくなっており、学生らのため弁当を手配するなど対応している。
この業者は、広島市中区の給食会社「ホーユー」。東部高等技術校では、寮生に1日3食を提供していたが、5日朝に同社から電話で「5日の昼食分から提供ができなくなった」などと連絡があり、その後は連絡が取れなくなっている。また、警察学校では、1日の昼食を最後に提供が止まったという。
県によると、県立農林大学校(大田市)の食堂で働いていた同社従業員2人は1日以降、同社から給料を支払われていないが、自主的に余った材料で給食の提供を続けている。県は、従業員らと給食の継続について話し合っている。
広島県教育委員会によると、県立高校6校でも同社による給食の提供が止まるなど、混乱が広がっている。