NHKは6日、今年4月19日放送の「クローズアップ現代 広がる女性のひきこもり ?孤立?をどう防ぐのか」の内容の一部が事実と異なり、「女性がひきこもりから脱しているにも関わらず、現在もひきこもりであるかのように伝わる放送になっていた」として、6日放送の同番組で訂正するとともに、女性や視聴者らに謝罪した。
番組によると、ひきこもりを経験した女性を紹介した際に「働きたいと思っても、その一歩が踏み出せていません」と伝えたが、「女性は放送当時、企業などに就職して働きたいという意向は持っていませんでした」と訂正。
また、「仕事をしていない自分を肯定しようと、掃除だけで1日6時間を費やしていました」と伝えた部分は、「実際は掃除だけでなく、掃除を含めた家事を過去に1日6時間行っていました」として訂正した。
6日の番組で桑子真帆キャスターは「事実関係の確認が不十分でした」として、「取材を受けていただいた女性および関係者の皆さま、ならびに視聴者の皆さまに対しておわびいたします」と謝罪。「今後このようなことがないよう、番組全体で再発防止の徹底を図ってまいります」と述べた。
番組の公式サイトにも「お詫びと訂正」として同内容を掲載した。