京都アニメーション放火事件で殺人などの罪に問われた青葉真司被告の裁判で、青葉被告の家族の供述調書が読み上げられて被告の生い立ちが明らかになってきました。
6日の裁判で、検察側が法廷で読み上げた青葉真司被告(45)の母親の調書によりますと、被告が9歳の時に両親は離婚、母親は十数年間、子どもたちと連絡を取っていなかったということです。
被告の兄の調書では「被告も自分も父から冬に裸で外に出され、水を掛けられるなどの虐待を受けていた」などと述べていました。
また、窃盗容疑などで逮捕された被告が母親に対して「犯罪を起こした身で夢なんか持っていない。やりたいことをやれる立場ではない」と大声でまくし立てることがあったといいます。