栃木県真岡市の住宅で2022年10月、長男(当時1歳)を蹴って死なせたとして、県警捜査1課などは5日、母親で自称風俗店従業員、住所不定の女性(20)を傷害致死容疑で逮捕した。県警はまた、長男を殴打したとして夫で同市のアルバイト従業員の男性(22)を同日、暴行容疑で逮捕した。母親は「足蹴りしたことは間違いないが、蹴っ飛ばしただけでは死なないと思う」と容疑を否認している。
【図解】児童虐待通告、最多10.8万人 コロナで被害潜在化か 母親の逮捕容疑は22年10月13日午前10時ごろ、当時夫と長男と住んでいた真岡市内の一軒家の居間で、長男の背中付近を蹴って床に転倒させ、11月6日に死なせたとしている。司法解剖の結果、長男の死因は脳損傷だった。県警は、長男は蹴られた際にうつぶせに転倒し、頭を打ったとみている。母親は当時19歳だった。 夫の逮捕容疑は同年9月上旬ごろ、自宅で右手で長男の左ほおを殴ったとしている。夫は容疑を認めている。 捜査1課によると、夫婦は10月13日、「ふらふらして調子が悪そうだ」と長男を病院に連れて行った。同日、病院側から「複数の外傷があり虐待の可能性がある」との通報があり、捜査していた。長男の体に複数のあざがあったことなどから、県警は夫婦が日常的に長男に暴力を振るっていたとみて捜査している。【今里茉莉奈】
母親の逮捕容疑は22年10月13日午前10時ごろ、当時夫と長男と住んでいた真岡市内の一軒家の居間で、長男の背中付近を蹴って床に転倒させ、11月6日に死なせたとしている。司法解剖の結果、長男の死因は脳損傷だった。県警は、長男は蹴られた際にうつぶせに転倒し、頭を打ったとみている。母親は当時19歳だった。
夫の逮捕容疑は同年9月上旬ごろ、自宅で右手で長男の左ほおを殴ったとしている。夫は容疑を認めている。
捜査1課によると、夫婦は10月13日、「ふらふらして調子が悪そうだ」と長男を病院に連れて行った。同日、病院側から「複数の外傷があり虐待の可能性がある」との通報があり、捜査していた。長男の体に複数のあざがあったことなどから、県警は夫婦が日常的に長男に暴力を振るっていたとみて捜査している。【今里茉莉奈】