2日、札幌・ススキノのホテルで首が切断された男性の遺体が見つかった事件で、男性は、ホテルの近くで待ち合わせをしていたことが新たにわかりました。
記者「昨夜、男性の身元が確認されましたが、きょうも警察による現場検証が行われています」
男性の遺体は2日、札幌・ススキノのホテルの客室で見つかりました。北海道恵庭市の会社員の男性が浴室で死亡していたのです。
遺体は裸で、首が切断され、頭の部分がなくなっていました。
男性は1日土曜日の午後10時半ごろ、2人でホテルに入る様子が防犯カメラに写っていました。もう1人の人物は小柄で、大きなつばの帽子をかぶり、女性の服装。
そして、およそ3時間半後、その人物が入った時と違う服装で大きなスーツケースを手に、客室を出る様子が写っていました。
2人に何があったのか。
司法解剖の結果、男性の死因は出血性ショックで、体に致命傷となる刺し傷がありました。しかし、遺体には抵抗した際にできる防御創がなく、ベッドがあった客室にも争った跡はありませんでした。
男性は、札幌のホテルから30キロほど離れた恵庭市に住んでいました。
捜査関係者によりますと、家族に行き先は告げず、自宅から札幌まで自家用車で移動して、待ち合わせをして2人でホテルに入ったことがわかりました。
10年以上、同じ職場で働いていた男性は…。
元同僚「人に恨まれるような人ではない。物静かな人だったから…。(なぜ)事件に巻き込まれたのか分からない」
移動に使った自家用車はきのう、札幌市内の駐車場で見つかりました。
捜査本部は、一緒にホテルに入った人物が頭をスーツケースに入れて持ち去ったとみて、行方を追っています。