陸上自衛隊は6日、沖縄県糸満市の沖合にある無人島「岡波島」で、太平洋戦争中に米軍が使用したとみられる黄リン弾などの不発弾約580発が見つかり、陸自と海上自衛隊の処理部隊が同日までに回収したと明らかにした。陸自によると、一度に発見される不発弾の数としては異例の規模。けが人や被害は確認されていない。
陸自や県警によると、島では約20年前にも大量の不発弾が回収された。その後も「島で白煙が上がった」との通報が寄せられたことなどから、調査を続けていた。
岡波島は、マリンレジャーや化石採集などで観光客も上陸するという。