きょう未明、静岡市の国道1号バイパスの工事現場で巨大な橋げたが落下し、作業員8人が死傷しました。事故の瞬間をとらえた映像をJNNが入手しました。
記者「静岡市清水区国道1号バイパスの工事現場です。橋が50メートルほど落下しています」
重さ140トンの橋げたが橋脚の脇にある道路に落下。未明に大きな事故が発生しました。
午前3時すぎ、現場近くを入っていたトラックのドライブレコーダーです。大きな衝撃音が聞こえます。よく見ると、橋げたが落ちる様子が確認できます。
トラックのドライバー「死を感じさせるような本当に心臓がドキドキする音を初めて感じた」
事故が起きたのは、静岡市清水区尾羽の国道1号バイパスの工事現場。警察などによりますと、バイパス道路の上に高架道路の建設が進められていた現場で橋げたが落下したということです。
記者「事故の現場近くです。落ちた橋げたはおよそ60メートルでかなり大きいです。そして、歩道の黒い柵が落ちた橋げたで押しつぶされています」
この事故で、工事にあたっていた8人の男性作業員が巻き込まれ、このうち室田久生さん(53)と前田要さん(51)の2人が死亡。4人が重傷、2人が軽傷を負っています。
近隣住民「バリバリという音、ドーンという音がして、すごく揺れた」
現場では何が起きていたのか?
静岡国道事務所は「横取り」という作業をしていたと説明します。「横取り」とは、クレーンで持ち上げた橋げたを橋脚の上でジャッキを使って水平や垂直方向にずらし位置を合わせる作業です。
今回の現場では、橋げたをずらした際、そのまま落下したものとみられています。
芝浦工業大学稲積真哉教授「恐らくジャッキで上下するが、上下するときにバランスが崩れたのではないか」
渋滞緩和のために進められていた工事で起きた今回の事故。警察は、業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。