西日本鉄道は22日、福岡市内の路線バスが乗車口のドアを開けたまま約80メートル走行したと発表した。
同様の事案は今月に入り同市などで相次いでおり、これで3件目となった。
同社によると、同日午前8時9分頃、福岡市博多区の川端町・博多座前のバス停で乗車口のドアを開けたまま発車し、約80メートル走行した。乗客約10人にけがはなかった。同様の事案は9日に福岡市で、16日には那珂川市で発生している。バスには、ドアが開いている時はアクセルを踏み込めない「アクセルインターロック」という安全装置が付いているが、故障などで作動しなかったという。
再発防止策として、同社は運行前点検で装置の動作確認を行うほか、警報ブザーがなるよう車両を改良するとしている。