兵庫県明石市で親による虐待を疑われた乳児が1年以上児童相談所に一時保護された問題で、市が両親らに慰謝料などとして130万円を支払っていたことがわかった。
乳児は2018年8月に骨折が判明し、県の児相が虐待の疑いで一時保護した。県は施設入所を求めて家裁に審判を申し立て、19年4月に児相を設置した同市が事案を引き継いだが、その後裁判所が虐待を否定した。一時保護は1年3か月にわたり、当時の泉房穂市長が両親に謝罪していた。