三重県鈴鹿市で、女性が自宅アパートで首などを切られて殺害され、所持品が奪われた強盗殺人事件で、捜査関係者への取材で、近しい人物による犯行の可能性が高いとみられることがわかりました。
3日午後10時すぎ、鈴鹿市寺家のアパートの階段の下で、このアパートに住むブラジル国籍のアイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)が、血を流して倒れているのが見つかり、搬送された病院で死亡が確認されました。 近所の住民は当時、物音を聞いていました。 「女性の声でした。言い合うような声かなと思います」(近所の住民) 「女の人がキャーって言って、そのあと大きな音がしたので。多分それが階段から落ちた音かなと」(近所の住民) アルメイダさんの首や頭に刃物で切られた傷が複数あり、別の場所でアルメイダさんの持ち物が見つかったことなどから、警察は強盗殺人事件として捜査本部を設置しました。
その後の捜査関係者などへの取材で、現場の状況などから犯行は通り魔ではなく、近しい人物の可能性が高いとみられることがわかりました。 また警察によりますと、アルメイダさんの部屋の電気はすべて消えていて、明らかに争った形跡はなく、鍵もかかっていたということです。 警察によりますと、現場から立ち去る男や不審な車両の目撃情報もあり、警察は、付近の防犯カメラを解析するなどして、逃げた人物の行方を追っています。 (5月5日放送 メ~テレ『アップ!』より)