愛知県警一宮署は5日、JR東海道線の線路上に乗用車を停車させ、電車に衝突させて危険を生じさせたとして、岐阜県大垣市、会社員の女(27)を、電汽車往来危険の疑いで逮捕した。
発表によると、女は、4日午後6時25分頃から27分頃までの間に、一宮市大和町の同線線路上に乗用車を止め、岐阜発岡崎行き普通電車(4両編成)に衝突させて、往来の危険を生じさせた疑い。
女の車は、線路脇のフェンスをなぎ倒して侵入し、線路上で横倒しになっていた。この際に腕などを打撲したが、衝突時は車外に出ていたという。調べに対して容疑を認め、「人生がどうでもよくなり、死んでもいいと思った」と話しているという。この事故で、同線は上下計31本が全区間運休、計21本が最大約6時間遅れるなどし、約2万4800人に影響が出た。