けんかの相手になった知人を車でひいて殺害しようとしたとして、兵庫県警葺合署は8日、神戸市灘区篠原北町、アルバイト従業員村岡行宏容疑者(57)を殺人未遂容疑で逮捕した。
「人をひいたが、殺意はなかった。自分の身を守ろうとしてやった」と容疑を一部否認しているという。
発表では、村岡容疑者は7日午前1時30分頃、神戸市中央区日暮通の路上で、知人の男性(45)を軽乗用車でひいて肋骨(ろっこつ)を折るなどの重傷を負わせた疑い。村岡容疑者は別の40歳代の知人男性2人も車でひいて骨折の重傷を負わせており、同署はこの2人に対する殺人未遂容疑でも調べる。
村岡容疑者は交際相手の女性と男性3人の計5人で近くのバーで酒を飲んでいたが、女性と口論になった後、仲裁に入った男性らとけんかになった。店外に出た後、別の知人の車に乗り、路上で次々と3人をはねたりひいたりしたという。