広島県福山市は8日、市内の70歳代の女性がマダニを介して感染する「日本紅斑熱(こうはんねつ)」で死亡したと発表した。
県内での死亡例は今年初めて。
市によると、5日に医療機関から市保健所に感染確認の報告があった。女性の体にはマダニにかまれた痕があったという。県によると、紅斑熱の発生は県内で今年9件目。昨年は89件で2人が死亡している。市は畑や草地での農作業やレジャーは皮膚の露出を避けるよう呼びかけている。