通行人にわざとぶつかり、もともと画面が破損していたスマートフォンを落として新規購入代金をだまし取ったとして、いわゆる“当たり屋”の男が逮捕されました。
住居不定・無職の天野博貴容疑者(48)は先月25日、東京・千代田区の秋葉原駅近くの店舗内で面識のない20代の男性のリュックサックにわざとスマホを接触させて落とし、新しい端末の購入代金などとして現金19万円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、スマホは画面がもともと破損していたにもかかわらず、天野容疑者は「落ちて割れたから金を出してくれ」とうそをついていたということです。
取り調べに対し、天野容疑者は「生活費や遊ぶ金欲しさにやった」と容疑を認めているということです。
現場周辺では3月中旬から同様の被害相談が数件あり、警視庁は余罪を調べています。