消防車やパトカーが集まり、物々しい雰囲気に包まれた東京・足立区の東武スカイツリーライン・西新井駅。
110通報があったのは、8日午後4時前。券売機の近くに置いてあったコーヒー缶が突然、破裂したのです。
現場には、十数人の捜査員と共に、防護服を身に着けた消防隊員の姿もありました。
券売機の前には、缶の一部や、缶のフタとみられるものが転がっていて、激しい破裂だったことがうかがえます。
液体が飛び散り、床の一部が濡れています。
現場近くにいた人:「すごく、でかい音がした。蛍光灯を割ると、パーンと破裂する音がする。それのもっとでかい感じでした」
現場近くにいた人:「来た時は、何か臭っていた。ガスみたいな。女の人がキャーと言っていた」
駅の利用客:「人がいっぱいいるところ、皆さん使われているところで、事件が起こるのは、すごく不安。あってはいけないことだと思う」
利用客も多い、夕方の時間帯に起きたコーヒー缶の破裂。防犯カメラには、缶を置いて立ち去る男性の姿が映っていて、警視庁は、中国籍の40代の男性から事情を聞いています。
任意の事情聴取に男性は…。
中国籍の40代男性(任意の事情聴取に):「缶の破裂は故意ではない。勤め先の洗剤を家で使うために入れていた」
警視庁は、洗剤と缶の素材が化学反応を起こして破裂したとみて詳しく調べています。